高配当に浮かれて半導体株を買った結果

2023年の失敗談
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅のリビングより、、、

きのうに引き続き、
僕の失敗談を供養します。

きょう取り上げるのは、
シンデン・ハイテックス(3131)の取引です。

高配当株をバスケット買い

7月にグロース株で大損した僕は、
8月に高配当株をバスケット買いしました。

すべてで10銘柄買っていたのですが、
その1つがシンデン・ハイテックスでした。

同社は液晶モジュールや、
半導体を扱っている商社です。

シンデン・ハイテックスは、
5月に好決算を発表していて、
配当利回りも5%近くありました。

当時、僕はロクに調査もしないで、
「高配当&半導体関連!おもしろっ!」
と、同社株を買っていました。

購入直後、時限爆弾を発見

この取引は明らかな失敗でした。
あと一歩で大損こくところでした。

何が問題だったのか?というと、
同社が爆弾を抱えていると、
購入後に気づいたことです。

シンデン・ハイテックスを買った後、
同社について詳しく調べていると、

同社が5月末に恐ろしい、
開示資料を出してたことに気づきます。

その開示資料というのがコチラ↓

シンデン・ハイテックスが開示した資料
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3131/tdnet/2290915/00.pdf

この開示資料によれば、
シンデン・ハイテックスの取引先が潰れて、
売上の一部が貸し倒れる可能性があるそう。

同社の経常利益は10億円そこらなので、
5億円を「取りっぱぐれる」となると、
大きな損失になるのは明らかでした。

これが杞憂に終わればよいのですが、
なかなかそうは上手くいきません。

同社は多額の貸し倒れ引当金を計上し、
下方修正・減配を発表して暴落しました。

シンデン・ハイテックスのチャートがこちら↓

シンデン・ハイテックスの日足チャート(引用元:IR BANK)

チャートを見れば分かるとおり、
同社株はストップ安になって、
20%以上も下がりました。

ちょっと調べれば分かること

幸い、僕はストップ安になる前に、
「あれ?なんだか危なさそうだぞ?」
と気付き、すぐに撤退できました。

しかし、

もし気づくのが遅れてたら、
何十万円と損していました。

ちょっと調べれば分かることなのに、
浅慮なまま買ってしまったのは、
明らかな判断ミスでした。

個人的な経験則ではありますが、
「良い予感」の多くは外れますが、
「悪い予感」はけっこう当たります。

「この会社、面白そう!」と、
前のめりになって株を買ったときほど、
リスクを見逃すことが多いんですよね。

下調べが甘かった…というのも、
我ながら恥ずかしい失敗でした。

神戸製鋼所のときと同じように、
「株を買う前に調査を徹底すること」と、
「買った後も追加調査を怠らないこと」の、
大事さをヒシヒシと感じた一件でした。

特に僕は欲張りな性格なので、

「手元に現金があると、
株を買わずにいられない」

という脇の甘さがあります。
「ポジポジ病」とも言います。

「よく分からんけど、とりあえず買おう!」
「詳しいことは、後で調べれば良いや!」

と前のめりになってしまうのは、

僕の悪いクセだな〜と反省してます💦

せめて、新しく株を買うときには、

「開示資料を読み切るまでは、
大きなポジションを取らない」

という基本を徹底しなきゃなぁ。

この基本すら徹底できていないから、
なかなか負けが減らないんだよなぁ…😓

– 中原良太

コメント

  1. すの より:

    逆にストップ安になってから購入したので儲かりました。
    実際は取引相手が悪かっただけですもんね。思ったとおり配当も5%に戻りました。

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