利上げ期待で地銀株を大量購入した結果

2023年の失敗談
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅のリビングより、、、

今年の株取引は失敗だらけです。

今日は9月に買い始めて、
何度も損切りを繰り返した、
地銀株について取り上げます。

利上げを見越して地銀株をドカ買い

2023年現在、
日本の金利は沈没しています。

1年で3%も物価が上がるのに、
銀行で借りたら金利が1%そこら。

「銀行からお金を借りて物を買えば、
インフレだけで元を取れる」という、

めちゃくちゃ歪んだ状況です。

だから僕は、
「遅かれ早かれ日銀は利上げする」
「利上げしたら銀行株はボロ儲けする」
「金利が倍になれば売上が倍になるから、
利益は3倍にも4倍にもなるだろう」

と考えました。

そこで、

特に面白そうな地銀株…
具体的な銘柄を挙げると、

◯西日本FH(7189)
◯北國FHD(7381)
◯千葉興業銀行(8337)
◯山口FG(8418)

などを、

転々と乗り換えながら、
9月からドカ買いしました。

1銘柄に1000万円以上を、
つぎこんだこともありました。

もう地銀株は上がっていた

これらの取引は失敗でした。

前もって書いておくと僕は、
地銀株はまだ有望と思ってます。

たぶん10年で10倍くらい、
上がる株もゴロゴロあるはず。

それだけ、日本銀行による、
利上げの恩恵は大きいと思うのです。

しかし、タイミングはダメダメでした。

僕が株を買ってからの、
地銀株のチャートがこちら↓

千葉興業銀行の日足チャート(引用元:IR BANK)

たしか日銀の利上げ期待が、
高まったときに買ったのですが、

それから鳴かず飛ばずが続きました。

結局、利益を出すどころか、
11月半ばに下がったときに売り、
「2カ月」と大金を失いました。

はぁ〜〜〜…。

言うまでもなく、
目ざとい投資家さん達は、
もっと早くから買っていました。

それこそ、

今年の年初はPER5倍台の、
地銀株がゴロゴロしていたわけで、
このときがベストタイミングでした。

今では多くがPERが10倍に上がっていて、
「まだ安いけど、激安というほどじゃない」
という感じです。

PERが10倍くらいの会社の中には、
地銀株よりも成長スピードが早そうな、
他の成長株もあります。

「いつ利上げするかも分からない」中で、
しばらく停滞するかもしれない地銀株を、
急いで買う必要はありませんでした。

「いつ」成長するかが大事

僕が地銀株に惚れ込んだ理由は、
その「確実性」ゆえでした。

いつ利上げするかは分からないものの、

金利とインフレ率が逆転していて、
「借金したもん勝ち」という状況は、
明らかに異常だと思います。

だから、いずれは利上げされて、
地銀の業績も伸びるはず…。

そしてこのシナリオは、
「既定路線に等しい」と感じ、
その確実性に惚れたのでした。

しかし、

冷静になった、いま思えば、
「成長する可能性が高い株」なんて、
世の中には山ほどあるワケで、、、

それこそ、さいきん注目してる、
九州関連株は、地銀株よりも安く、
しかも早く成長しそうなワケです。

成長株を買うときには、
「いずれ成長するから、
多少、株価が高くても良い」
と考えがちですが…。

それ以上に大事なのが、
その成長が「いつ」来るか?
なんですよね。

10年後にドカンと伸びるなら、
別にいま株を買わないでも、
9年後に買えば良い。

ドカンと伸びる「直前」を狙って、
美味しい所をかっさらえば良いです。

これが6カ月後に伸びるなら、
いますぐ買うべきでしょう。

こんな感じで、成長株を買うときは、
その株の「旬」を狙うべきと思うのです。

僕が地銀株を買ったときは、
そんな旬のことは考えずに、

「確実に伸びるから買いだ!」
と飛びついてしまいました。

一番、悔しいこととしては、
「もっと早く気づきたかった!」
ということですかね…💦

これからもこういう後悔は、
なくならないと思いますが、

すこしずつ後悔を減らせるように、
知識を蓄えていかないとなぁ…。

– 中原良太

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