From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
きのう、おとといに引き続き、
今年繰り返した愚かな失敗の、
さいごの1つを供養します。
きょう供養する失敗は、
「高値づかみ(ジャンピングキャッチ)」
です。
割安でも急騰直後は下がりやすい
僕は割安株投資が得意で、
安い株しか買いません。
急騰中の株を買うときにも、
めっちゃPERが低かったり、
めっちゃ配当利回りが高かったり、
「上がってるけど安い!」
というものしか買わないんです。
しかし、
たとえ割安な株を買ってても、
急騰中や急騰直後に株を買うと、
だいたい失敗しました。
失敗事例:神戸製鋼所
最たる例が、夏に買った、
神戸製鋼所の取引でした。
僕が株を買ってからの、
神戸製鋼所のチャートがこちら↓
このとき、神戸製鋼所は、
未定だった配当を発表し、
しかも想定外の増配でした。
発表当時、配当利回りは、
5%を超えていました。
足元の業績も悪くなかったし、
鉄鋼市況と連動する銅市況も活況で、
しばらく上がりそうに見えたので、
僕は急騰中に飛びつきました。
急騰株の購入は「1カ月のムダ」
いうまでもなく、
この取引は失敗でした。
株式トレーダーのデビッド・ライアンが、
「15〜20%上がった株を買って損した!」
と言っているように、
だいたいの株は、
1カ月で15%以上がると、
いちどは調整が入ります。
ふたたび上がり始めるまでに、
だいたい1カ月かかります。
たとえ割安株を買っていても、
「高値掴み=1カ月のロス」と、
考えておくのが良さそうです。
どう考えても安くて、
「早く買わないと買い遅れる!」場合は、
反落を承知で買っても良いでしょうが、
そういう機会はほとんどないので、
「急騰中の株は基本的にスルー」
と考えるのが無難だと思います。
同じくらい割安で、
急騰していないものがあるなら、
そっちを買うほうが、
タイムロスが少なく有利かと。
僕は猪突猛進型の性格をしているので、
「早く買わないと上がっちゃうかも!」と
FOMOに取り憑かれやすいんですよね。
FOMOというのは、
Fear Of Missing Outの略で、
「取り残される恐怖」を指します。
「飛びつくと損をするかも」という恐怖と、
「買わないと機会を失うかも」という恐怖で、
後者の恐怖を過大評価しちゃうんですよね。
「焦り」は損につながる、
厄介な感情の1つですからね。
2024年からは繰り返さないよう、
しっかり肝に銘じておきます…。
– 中原良太
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