From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
おとといから
株で自滅する
7つの裏パターンを、
特集しています。
その7つが以下の通りです:
・仕返し
中原が作成(ロバート・チャルディーニ著「影響力の武器[新版] 人を動かす七つの原理」の7項目を逆転させたもの)
・嫌悪
・無名
・弱者
・コモディティ
・手のひら返し
・忌避
1つ目と2つ目については、
以下の記事をお読みください:
今日は7つの裏パターンのうち、
「無名」について特集します。
復習:株の自滅パターン③〜社会的証明〜
チャルディーニ先生は、
「影響力の武器」で、
社会的証明について、
次の説明をしています:
私たちがその性質を理解すべき強力な影響力の武器を、もう一つご紹介しましょう。それは社会的証明の原理です。これは、人は他の人たちが何を正しいと考えているかを基準にして物事を判断する、というものです。重要なのは、この原理が、何が正しい行動かを決める際に使われるということです。特定の状況で、ある行動をする人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断します。
ロバート・チャルディーニ著「影響力の武器[新版] 人を動かす七つの原理」(164ページより、強調部分は筆者によるもの)
チャルディーニ先生は、
「周りがやっていることは
正しいと判断してしまいがち」
と言います。
初めての飲食店に入ったとき、
別に好きな料理じゃなくても、
「一番人気」と書かれた料理を、
条件反射的に選んじゃいません?
ほかにも、
あれと同じことを、
投資でもやっちゃうんですよね。
たとえば、
匿名掲示板に書かれたコメントが、
前向きなものばかりだったりすると、
「買うか!」と背中を押されたり。
言うまでもなく、
コメントはあくまで一意見に過ぎず、
鵜呑みにすると危ないですよね。
「社会的証明」については、
以下の記事でまとめました:
株で自滅する裏パターン③〜無名〜
株式市場には、
「有名で人気な会社の株は、
過大評価されてしまいやすい」
という傾向があるんですが、
これとは逆に、
「知られてない会社の株は
逆に過小評価されやすい」
傾向もあります。
中原もそうなんですが、
Appleみたいな有名な会社は、
みんなも株を買っているし、
調査もなしに安心します。
一方で、
「みんなと違う株を買う」
「みんなが知らない」
というだけで、
「誰も買ってないけど平気?」とか、
「無名だけど大丈夫かな?」とか、
なぜか心配ばかりしちゃいます。
人の行く裏に道あり花の山
しかし現実には、
ちょっと調べてみるだけで、
「これはきっと儲かるぞ!」と
興奮する機会は割と多いです。
「人の行く裏に道あり花の山」
という相場格言があります。
これはつまり、
「みんな見ていないところに、
本当に美味しい機会がある!」
ということです。
中原の経験では、
良い株を見つけたときって、
「もっと早く調べりゃ良かった!」
とほとんどの場合で後悔します。
「あと3カ月早く知っていれば、
もっと安く買えていたのに!」
みたいな…💦
チャンスに気づけない原因は
知らないものを調べることを、
先送りしてるからなんですよね。
面倒がったりしないで、
早めに調べるべきなんですが、
後回しにしちゃうんだよなぁ…。
– 中原良太
↓続きを書きました↓
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