大幅減益で株価が4分の1になったアトラスTの顛末

2023年に暴落した株
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個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
札幌の実家より、、、

きょうは、

大幅減益が原因で大暴落した、
アトラス・テクノロジーズ(9563)
について特集します。

Fintech領域のコンサル会社

アトラス・テクノロジーズは、
Fintech領域のコンサルを行う、
ベンチャー企業です。

アトラス・テクノロジーズは、
順風満帆に成長していると思いきや、
一転して大苦境だと判明しました。

同社の苦境が明らかになるに連れ、
株価も大きく崩れはじめました。

当時のアトラステクノロジーの
チャートは以下のとおりです;

アトラス・テクノロジーズの週足チャート(引用元:IR BANK、コメントは筆者が加筆したもの)

同社はもともと、

「2023年12月期の経常益は21%増益」
という見通しだったのですが、

2023年8月の上期決算で、
通気予想を下振れしたうえ、

2023年10月には、
「2023年12月期の経常益は80%減益」
と大きく下方修正しました。

四半期業績が減速したことと、
通期業績が下方修正したことで、
ドスンドスンと株価が下がりました。

減速の原因は顧客ばなれ?

同社のプレスリリースによると、
業績を下方修正した原因は、
顧客ばなれみたいです。

アトラス・テクノロジーズの開示資料(赤線は筆者が追記したもの)

同社が開示した資料によれば、

プロジェクトの延期および消失
・プロジェクトの予算縮小・消失

が生じたようです。

継続顧客と思ったが実は違った

同社に限った話ではないですが、

・大口顧客が離れて業績が悪化する
・継続顧客と思ったが実は違った

といったことが起きると、
業績がいきなり悪化します。

ですから、

投資先を選定するときには、
過去の業績を参考にしますが、

大型設備などの製品は、
「過去の好業績=将来の業績悪化の前兆」
となるケースもあります。

「参考にした数字には継続性はあるか?」
は、死活問題といえるくらい大事です。

長期契約を巻いているか?とか、
高回転商品を売っているか?とか、
必需品を売っているか?とか、

こういった点を軽視すると、
足を掬われかねないですから、
気をつけないとなぁ…。

– 中原良太

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