2023年に繰り返した愚かな失敗①〜成長企業の過大評価〜

2023年の失敗談
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅の書斎より、、、

2023年が終わります。

2024年に失敗を繰り返さないため、
今年繰り返した愚かな失敗を1つ、
きょうは懺悔します。

成長企業の過大評価

きょう懺悔したい失敗は、
「成長企業の過大評価」
です。

株を買うときには、
「投資先がどんだけ素晴らしいか?」
が気になるのが投資家の性です。

退屈で、平凡な会社を買うより、
刺激的で、良質な会社を買いたいです。

「成長性の高い」会社は良く見えるし、
「成長性の低い」会社は悪く見えます。

だからときには、

「これだけ成長性が高いのだから、
多少、株価が高くても買ってよいかw」

と、脇が甘くなっちゃうんですよね…。

失敗事例①:くふうカンパニー

夏に買ったくふうカンパニーは、
「成長期待」が膨らみすぎた一例でした。

僕が株を買ってからの、
くふうカンパニーのチャートがこちら↓

くふうカンパニーの日足チャート(引用元:IR BANK)

くふうカンパニーの業績は、
そんなに悪くなかったものの、

買い付け時のPERは30倍そこらで、
ぜんぜん安くありませんでした。

本当にすごい成長企業だったら、
ガンガン成長して割安になるんで、

割安になってから買うのでも、
ぜんぜん遅くないんですよね…。

失敗事例②:地方銀行

夏から秋にかけて、
保有を続けた地方銀行株も、
期待が先行し過ぎた一例でした。

僕が株を買ってからの、
地方銀行株のチャートがこちら↓

千葉興業銀行の日足チャート(引用元:IR BANK)

「遅かれ早かれ利上げされて、
銀行株の業績は大きく伸びる!」という、
アイデア自体は正しかったのでしょうが、

2023年初にはPER 5倍台もゴロゴロあり、
そのときに買うのが本当の正解でした。

株を買ううえで、
「成長性がある」というのは、
もはや当たり前の話でして。

当たり前を満たしただけの株を、
「高くても買っていい」と
考えたのは、
脇が甘すぎたと反省しています。

◆  ◆  ◆

総じて言えることとしては、

「成長性が高いことは、
高い値段を払っても良い、
言い訳にはならない」

ということだと思います。

良いアイデアを思いついたときは、
つい高くても買いたくなりますが、
2024年からは我慢しないとなぁ…。

– 中原良太

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