From: 中原良太
自宅の書斎より、、、
2023年が終わります。
2024年に失敗を繰り返さないため、
今年繰り返した愚かな失敗を1つ、
きょうは懺悔します。
成長企業の過大評価
きょう懺悔したい失敗は、
「成長企業の過大評価」
です。
株を買うときには、
「投資先がどんだけ素晴らしいか?」
が気になるのが投資家の性です。
退屈で、平凡な会社を買うより、
刺激的で、良質な会社を買いたいです。
「成長性の高い」会社は良く見えるし、
「成長性の低い」会社は悪く見えます。
だからときには、
「これだけ成長性が高いのだから、
多少、株価が高くても買ってよいかw」
と、脇が甘くなっちゃうんですよね…。
失敗事例①:くふうカンパニー
夏に買ったくふうカンパニーは、
「成長期待」が膨らみすぎた一例でした。
僕が株を買ってからの、
くふうカンパニーのチャートがこちら↓
くふうカンパニーの業績は、
そんなに悪くなかったものの、
買い付け時のPERは30倍そこらで、
ぜんぜん安くありませんでした。
本当にすごい成長企業だったら、
ガンガン成長して割安になるんで、
割安になってから買うのでも、
ぜんぜん遅くないんですよね…。
失敗事例②:地方銀行
夏から秋にかけて、
保有を続けた地方銀行株も、
期待が先行し過ぎた一例でした。
僕が株を買ってからの、
地方銀行株のチャートがこちら↓
「遅かれ早かれ利上げされて、
銀行株の業績は大きく伸びる!」という、
アイデア自体は正しかったのでしょうが、
2023年初にはPER 5倍台もゴロゴロあり、
そのときに買うのが本当の正解でした。
株を買ううえで、
「成長性がある」というのは、
もはや当たり前の話でして。
当たり前を満たしただけの株を、
「高くても買っていい」と考えたのは、
脇が甘すぎたと反省しています。
◆ ◆ ◆
総じて言えることとしては、
「成長性が高いことは、
高い値段を払っても良い、
言い訳にはならない」
ということだと思います。
良いアイデアを思いついたときは、
つい高くても買いたくなりますが、
2024年からは我慢しないとなぁ…。
– 中原良太
コメント