株の自滅パターン③〜社会的証明〜

自滅行為による失敗
この記事を書いた人

個人投資家。元Yahoo!株価予想達人。
同サイトで25歳で「ベストパフォーマー賞」「通算最高勝率者賞」受賞。2006年ルービックキューブ日本大会準優勝。MENSA会員。座右の銘はヘンリー・フォードの「本当の失敗とは、失敗から何も学ばないことである」

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From: 中原良太
自宅のリビングより、、、

僕は投資歴15年ほどなんですが、
自滅行為が人一倍多いです。

「あれ?また同じ失敗したかも?」
なんてこともよくあります💦

そこで今日も、

同じを繰り返さないため、
過去の失敗の供養も兼ねて、

チャルディーニ先生の、
「影響力の武器」の参考に、
自滅パターンを紹介します。

自滅パターンはすべてで7つ。
その7つが以下のとおりです:

・返報性
・好意
・社会的証明
・権威
・希少性
・コミットメントと一貫性
・一体性

ロバート・チャルディーニ著「影響力の武器[新版] 人を動かす七つの原理」目次より抜粋

1つ目と2つ目については、
以下の記事をお読みください:

今日はこの続きとして、
3つ目の「社会的証明」
について取り上げます。

自滅行為の要因③:社会的証明

チャルディーニ先生は、
「影響力の武器」で、

社会的証明について、
次の説明をしています:

私たちがその性質を理解すべき強力な影響力の武器を、もう一つご紹介しましょう。それは社会的証明の原理です。これは、人は他の人たちが何を正しいと考えているかを基準にして物事を判断する、というものです。重要なのは、この原理が、何が正しい行動かを決める際に使われるということです。特定の状況で、ある行動をする人が多いほど、人はそれが正しい行動だと判断します。

ロバート・チャルディーニ著「影響力の武器[新版] 人を動かす七つの原理」(164ページより、強調部分は筆者によるもの)

たとえば僕の場合だったら、

野球観戦やコンサートへ行く時、
道に迷ったことがあります。

そんなときは、
「大勢の人が向かう方へ行けば、
だいたいの場合は何とかなる」
んですよねー。

他にも、

背伸びしてレストランへ行くと、
料理の食べ方が分からないで、
途方に暮れる時があります。

そんなときは、
「周りのお客さん達を見て、
食べ方を真似して乗り切る」
ことも何度かあります。

自信を持てないとき、
僕らは大勢がやっていることや、
自分と似た境遇の人を観察して、

真似したくなるんですよね。

僕が人気株を買った結果

独力で割安株を見つけて、
自信を持てる人は良いですが、

株はめちゃくちゃ難しいんで、

「私で選んだ株は自信ない。
それなら人気な株を買えば、
損をしなくて済むのでは?」

と考える気持ちも分かります。

記事を書いている僕自身、

投資先に悩んでた去年の秋頃は、
「いま人気の地銀株を買おう!」
と、人まねしていました。

この取引は全然ダメで、
時間が無駄になりました💦

千葉興業銀行の日足チャート(引用元:IR BANK)

形ではなく心を真似する

この手の「人まね」は、
日常では上手くいきます。

しかし、

こと株の場合は例外で、
「人気な株はだいたい割高」
だから損しやすいです。

株で儲けたいときには、
「いま、どんな株が人気か?」
という人気投票ではなくて、

企業価値や割安性などの、
より本質的で重要な部分に、
目を向けるべき
なんでしょう。

それは分かってるんですけど、

やっぱ賑わってる株を見ると、
目が向いちゃいますよねー💦

日本資本主義の父、渋沢栄一は
「形ではなく心を真似しなさい」
と説いています。

この手の失敗を防ぐには、
「いま自分が真似しているのは、
形なのか、心なのか、どっち?」

と自問してみると良さそう。

あなたも判断に迷ったときは、
ぜひ自問してみて下さい😀

– 中原良太

↓続きを書きました↓

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